単に言葉の意味を紹介するだけでなく、人間そのものの精神活動についても深く考察しているからです。
役立つWell-being(ウェルビーイング)とは?


Well-being(ウェルビーイング)とは?
ウェルビーイング( Well-being )とは、人がより良い人生を送るために生まれた新時代の概念で、直訳すると「幸福で満足な状態」です。個人的には〝健幸〟と訳しています。
ウェルビーイング(Well-being)という言葉は次のように使われました。
「健康とは身体的、精神的及び社会的に良好な状態(Well-being)であって、単に病気ではないとか、虚弱ではないということではない。」 1946年のWHO憲章草案の健康の定義
ですから、予防医学の研究者たちは「肉体」「精神」「社会」それぞれの角度から「Well-being(ウェルビーイング)」を追及していきました。
例えば、「肉体」からの視点では、運動の大切さを。「精神」からの視点では、ストレスの少なさや生き甲斐の重要性を。また、「社会」からの視点では、格差の縮小やソーシャルネットワークの大事さを言及しています。
しかし、「ウェルビーイング(Well-being)それ自体が何か?」という問いに対する明確な答えは日本では未だ定まっていません。
故にWell-being(ウェルビーイング)という概念は、まだ我々日本人に馴染みが少ないと思います。
更に、1998年におけるWHO健康の定義に関する新しい提案では、Well-being(ウェルビーイング)は、身体的、精神的、社会的だけではなく、霊的という言葉を付け加えることが提案されました。
しかし、日本人には、Soul(魂)とSpirit(霊)の区別が明確にされておらず、霊魂という1つの言葉で精神的実体を表現する傾向があります。
日本ではどちらかというと霊魂は魂のことを意味し、霊的な内容はスピリチュアルと表現します。そのためWell-being(ウェルビーイング)をそのまま理解するのは非常に困難です。
私が考えるウェルビーイングとは
そこで私は次のように整理しました。
ここで、
・身体的(肉):本能が(食・性・睡眠・金)欲を満たしたい ・精神的(魂):理性が道理を悟りたい知性が真理を知りたい ・霊的(霊):感情と心情が美と愛を追求し愛し愛されたい ・社会(環境):意志が善を追究し、社会や環境に貢献したい
つまり、
健康的で経済的に安定し、学びと悟りがあり愛の人格を形成しながら世の中に貢献して生きる理想の状態が「Well-being(ウェルビーイング)」だと考えます。
そこで「理想の状態」である「Well-being(ウェルビーイング)」を個人が目指す目標として私は〝バランス志向のライフスタイル〟と表現しています。
貴女も私と一緒に役立つWell-being(ウェルビーイング)な生き方を目指して行きませんか?